
呪いの生け贄くじ
袋井お化け屋敷2022公式サイト
【お知らせ】
- お化け屋敷は終了しました。多くのお客様のご来場ありがとうございました。
呪いの生け贄くじ 開催概要
「呪いの生贄くじ」開催日時
7月16日(土)~8月28日(日)
の土日祝、8月6日(土)~15日(月)
13:00~21:00
(20:50最終入場)
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- …開催日/13:00~21:00(20:50最終入場)
「呪いの生贄くじ」開催場所
場所
法多山尊永寺 紫雲閣
※受付場所は
法多山 尊永寺内 研修会館
チケット(入場整理券)購入方法
お一人様1,500円
- 1枠最大人数6名様まで。
- 前売り券はございません。
- 会場受付にて先着順でのご案内となります。
- 受付は12:00開始予定です。(当日券のみ)
- 入場人数により順番が前後する場合がございます。
- 入場時間の20分前には必ず受付にお集まりください。
- チケットの返金は致しません。
体験時間
約15分
注意事項
- 演出の都合上、少人数の方同士で一緒にスタートさせて頂く場合がございます。
- 小学生以上が参加対象。
但し、原則として小学生1名につき保護者が1名必要です。 - スマートフォン・携帯などの持込みは不可 ※受付にてお預かりします。
- 妊娠中・その他の疾患をお持ちのお客様はお控えください。
- 乳児を連れてのご参加は危険ですので禁止させていただきます。
- 体調が万全でない方、妊娠中の方、過呼吸の経験がある方、
酒気帯びの方、その他現地スタッフが参加していただけないと判断した方の参加はご遠慮いただきます。 - 足元の段差など細心の注意を払い設営しておりますが、車いすでの参加はできませんのでご了承ください。
Q&A
- 他のお化け屋敷と何が違いますか?▼
- お化け屋敷プロデューサー五味弘文氏の手掛けるお化け屋敷です。ストーリーがあり、キャストも現れる大人も楽しめるお化け屋敷です。
- 駐車場はありますか?▼
- お化け屋敷専用の駐車場はございません。
16時30分までは門前の一般の有料駐車場をご利用下さい。
16時30分以降、法多山門前のごりやくカフェ前と吉田屋駐車場をご利用いただけます。 - 怖いお化け屋敷ですか?▼
- 法多山尊永寺の施設を使ったお化け屋敷になります。
演出上、暗く緊迫した音楽が流れています。足元の段差など細心の注意を払い設営しておりますが、
車いすでの参加はできませんのでご了承ください。 ご自身の体調などを考慮しご参加ください。 - 一人でも参加できますか?▼
- 演出の都合上、1枠最大6名になります。1名参加の場合、少人数の方同士で一緒にスタートになります。
- 年齢制限はありますか?▼
- 小学生以上が参加対象になります。但し、原則として小学生1名につき保護者が1名必要になります。
- チケット購入後の参加人数の変更は可能ですか?▼
- チケット購入後の追加購入はできません。参加人数が減った場合の払い戻しもできませんので、チケット購入の際、人数を確定しての購入をお勧めします。
- チケットを紛失した場合は再発行してもらえますか?▼
- チケットの紛失や盗難等による再発行は一切しませんのであらかじめご了承ください。また、お客様のご都合での払い戻し対応はしておりません。
- キャンセルで返金は可能ですか?▼
- いかなる理由でも返金はいたしませんのでお気を付けください。
- 撮影可能ですか?▼
- お化け屋敷参加中の撮影・録音は固くお断りさせていただいております。受付にてスマホ・カメラはお預かりします。
- 電話予約できますか?▼
- 電話での予約はできません。会場受付のみの販売となっております。
- 予約時間に遅れた場合、どうなりますか?▼
- 他のお客様にご迷惑がかからないように調整してのスタートになりますので、待ち時間がどのくらいになるかお答えできません。
予約時間枠の20分前に受付にお越しください。駐車場から受付まで徒歩10分はかかりますので、余裕をみてお越しください。 - 雨天でも開催しますか?▼
- 屋内公演ですので雨天での開催します。非常事態宣言発令時の開催に関しては、公式ホームページでお知らせしますのでご確認下さい。
- 外国人でも入場できますか?▼
- 海外の方の入場も可能ですが、ミッションが日本語のみの表記となります。
演出・進行の問題もありますので、必ず漢字の読める方の同伴をお願いします。
お化け屋敷プロデューサー
五味 弘文(ごみ ひろふみ)
1957年、長野県生まれ。1992年、後楽園ゆうえんち(現 東京ドームシティ アトラクションズ)において、初のお化け屋敷『麿赤児のパノラマ怪奇館』を手がけ、キャストの現れるお化け屋敷を復活させて大きな反響を呼ぶ。以降、大人が楽しめるエンターテインメントを目指して活動を始める。その後、それまでのお化け屋敷にはなかった“ストーリー”の概念を持ち込み、お化け屋敷プロデューサーとして全国各地で活躍中。
呪いの生贄くじ ストーリー
今から120年前。この辺りには一つの村があり、そこに朱音(あかね)という女性が暮らしていました。
彼女は、武雄という男に密かに想いを寄せていましたが、彼には碧(みどり)という許嫁がいました。
しばらくして、武雄と碧は結納を交わすことになりました。武雄を諦める決心をした朱音は、碧にそっと一本のかんざしを贈りました。それは、黄色い房の付いたかんざしでした。
滞りなく結納が済んだその帰り道のことです。武雄と碧は、思いも掛けぬ事故に遭って亡くなってしまいます。
それと時を合わせるようにして、朱音も熱を出し、三日三晩苦しんだ挙げ句、何とか回復をしました。
けれど、布団から起き上がった朱音は、目に映る景色が以前と違っていることに気づきました。赤い色が見えなくなってしまったのです。
その時、彼女は考えました。
「武雄が亡くなった時、朱音の“朱”を抱いて逝ってしまったのだ。やはり、武雄が本当に愛していたのは、私だったのだ。でも、このことは私と武雄だけの秘密にしておこう」
それからしばらくして、村に異変が起こり始めました。
村や近くの山にある竹林に、一斉に花が咲き始めたのです。
人々は不安に駆られました。何か良からぬことが起こる前兆ではないだろうか。
そんな折、一人の老人が言いました。
「そういえば、武雄と碧の結納のとき、碧は竹の着物に黄色い房のかんざしを付けていた。その姿は、まさに、いま目の前にある竹の花と同じではないか」
それを聞いた村人は青ざめました。
「あの後、武雄と碧は亡くなってしまった。もしかしたら、村じゅうに同じような凶事が起こるのではないか」
不安は、たちまち恐怖へと変わっていきました。
村の僧侶に相談したところ、古くから伝わる書物を読み返して、こう答えました。
「くじ引きで若い者を一人選び、生贄として捧げれば災いは避けられる、と書かれている」
それを聞いた村人たちは混乱しました。
それを見た僧侶は、続けて言いました。
「安心するがよい。くじは一本多く仕込んでおく。その一本だけは引かないように伝えておけば、生贄は選ばぬまま、厄災は避けられるそうだ」
村人たちはその言葉で安心しました。
生贄を選ぶ当日、集められた若者たちに、僧侶が耳打ちしました。
「このくじの中に、一本だけ赤い印が付いているものがある。そのくじだけは絶対に引いてはならない」
若者たちは頷きましたが、朱音だけは不安でした。
「私は、赤い印を見分けることができるだろうか?」
くじ引きが始まり、一人、また一人とくじを引いていきますが、誰も当たりのくじは引きません。
最後に、朱音のところに順番が回ってきました。
二本のくじをじっと見つめますが、どちらに赤い印が付いているのかわかりません。
思い切って一本を選んだ瞬間、周囲からため息が洩れました。
朱音は、赤い印の付いているくじを選んでしまったのです。
生贄は厳密に決められた定めで、破ることはできません。
彼女は竹林に連れて行かれ、その竹の一本に縛り付けられました。
でも、彼女はこう考えました。
「これから武雄さんのところに行ける。きっと待っていてくれる」
しかし、衰弱して意識が失われていく中で、朱音の中に別の考えが浮かびました。
もしかしたら、私から「朱」を奪ったのは、私を愛する気持ちではなく、怨む気持ちからだったのではないだろうか。
私から赤い色を奪い、あの赤いくじを引かせたのではないだろうか。
そう考えると、急に朱音はたった一人になってしまったような気持ちに襲われました。
そんな想いを抱えたまま、やがて彼女は息を引き取ってしまいました。
それから120年が経ちました。
今年、竹林では一斉に花が咲き始めました。再び、くじ引きをしなくてはなりません。
けれど、用意したはずの赤い印のくじは、どこかに行ってしまっていました。
それは、朱音があの世から手を伸ばし、そっと隠してしまったのかもしれません。
なぜなら、彼女は孤独のままあの世に旅立ったからです。彼女は、誰か一人をあの世に引き込みたいのです。
それが誰かは、くじ引きで決めるしかありません……。