お化け屋敷「呪いの生け贄くじ」五味弘文氏プロデュース

袋井お化け屋敷2023
呪われた僧侶宿舎 公式サイト

【お知らせ】

チケット販売状況をご確認ください

ホームページにて、チケット情報を随時載せて行きますので、参考にいただきお越しください

10月9日(月)※最終日

11時からチケット販売を開始いたします。
参加希望の時間を選んでいただくことができます。

下記にスタート時間の一覧と空き枠の人数をご案内します。
※チケット販売開始は11時から。

参加人数によって、ほかの参加者と一緒に参加いただく場合があります。
また、状況によってスタート時間が若干前後する場合がございます。
なお、スタート時間の20分前集合となりますので、それを踏まえてスタート時間をお決め下さい。(※チケット販売後の時間変更やキャンセルはできません)
以上について、ご承知おきください。

小学生は、必ず中学生以上の保護者を1名につき、1人ついていただきます。

16時30分以降は無料駐車場がございます。
詳細はページ下の開催場所欄をご確認ください。(※下へスクロール)
12:00~12:30完売
12:30~13:00完売
13:00~13:30完売
13:30~14:00完売
14:00~14:30完売
15:00~15:30完売
15:30~16:00完売
16:00~16:30完売
16:30~17:00完売
17:00~17:30完売
17:30〜18:00完売
18:30~19:00完売
19:00~19:30完売
19:30~20:00完売
20:00~20:30完売
20:30~21:00完売

「呪われた僧侶宿舎」開催概要

「呪われた僧侶宿舎」開催日時

7月22日()〜10月9日(月・祝)の土日祝、
8月14日(月)〜18日(金)
●スタート時間/12:00〜
(最終組スタート時間/20:30〜)

2023年7月
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30 31
2023年8月
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2023年9月
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2023年10月
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  • ・・・開催日/13:00~21:00(20:50最終入場)

「呪われた僧侶宿舎」開催場所

開催場所:
法多山尊永寺 宿坊
受付場所:
法多山 尊永寺内 研修会館

お車でお越しの方は、周辺の有料駐車場をご利用ください。
16時30分以降入場の方は、右記の無料駐車場を
ご利用いただけます。

MAP詳細MAP

チケット(入場整理券)購入方法

大人(18歳以上)
1,800円(お一人様)
中・高生
1,500円(お一人様)
小学生(保護者同伴必須 1人につき1名)
1,200円(お一人様)
  • 1枠最大人数6名様まで。
  • 前売り券はございません。
  • 会場受付にて先着順でのご案内となります。
  • 受付は11:00開始予定です。(当日券のみ)
  • 入場人数により順番が前後する場合がございます。
  • 入場時間の20分前には必ず受付にお集まりください。
  • チケットの返金は致しません。

体験時間

約30分

注意事項

  • 演出の都合上、少人数の方同士で一緒にスタートさせて頂く場合がございます。
  • 小学生以上が参加対象。
    但し、原則として小学生1名につき保護者が1名必要です。
  • スマートフォン・携帯などの持込みは不可 ※受付にてお預かりします。
  • 妊娠中・その他の疾患をお持ちのお客様はお控えください。
  • 乳児を連れてのご参加は危険ですので禁止させていただきます。
  • 体調が万全でない方、妊娠中の方、過呼吸の経験がある方、
    酒気帯びの方、その他現地スタッフが参加していただけないと判断した方の参加はご遠慮いただきます。
  • 足元の段差など細心の注意を払い設営しておりますが、車いすでの参加はできませんのでご了承ください。

Q&A

他のお化け屋敷と何が違いますか?
お化け屋敷プロデューサー五味弘文氏の手掛けるお化け屋敷です。ストーリーがあり、キャストも現れる大人も楽しめるお化け屋敷です。
駐車場はありますか?
お化け屋敷専用の駐車場はございません。
16時30分までは門前の一般の有料駐車場をご利用下さい。
16時30分以降、法多山門前のごりやくカフェ前と吉田屋駐車場をご利用いただけます。
怖いお化け屋敷ですか?
法多山尊永寺の施設を使ったお化け屋敷になります。
演出上、暗く緊迫した音楽が流れています。足元の段差など細心の注意を払い設営しておりますが、
車いすでの参加はできませんのでご了承ください。 ご自身の体調などを考慮しご参加ください。
一人でも参加できますか?
演出の都合上、1枠最大6名になります。1名参加の場合、少人数の方同士で一緒にスタートになります。
年齢制限はありますか?
小学生以上が参加対象になります。但し、原則として小学生1名につき保護者が1名必要になります。
チケット購入後の参加人数の変更は可能ですか?
チケット購入後の追加購入はできません。参加人数が減った場合の払い戻しもできませんので、チケット購入の際、人数を確定しての購入をお勧めします。
チケットを紛失した場合は再発行してもらえますか?
チケットの紛失や盗難等による再発行は一切しませんのであらかじめご了承ください。また、お客様のご都合での払い戻し対応はしておりません。
キャンセルで返金は可能ですか?
いかなる理由でも返金はいたしませんのでお気を付けください。
撮影可能ですか?
お化け屋敷参加中の撮影・録音は固くお断りさせていただいております。受付にてスマホ・カメラはお預かりします。
電話予約できますか?
電話での予約はできません。会場受付のみの販売となっております。
予約時間に遅れた場合、どうなりますか?
他のお客様にご迷惑がかからないように調整してのスタートになりますので、待ち時間がどのくらいになるかお答えできません。
予約時間枠の20分前に受付にお越しください。駐車場から受付まで徒歩10分はかかりますので、余裕をみてお越しください。
雨天でも開催しますか?
屋内公演ですので雨天での開催します。非常事態宣言発令時の開催に関しては、公式ホームページでお知らせしますのでご確認下さい。
外国人でも入場できますか?
海外の方の入場も可能ですが、ミッションが日本語のみの表記となります。
演出・進行の問題もありますので、必ず漢字の読める方の同伴をお願いします。

お化け屋敷プロデューサー
五味 弘文(ごみ ひろふみ)

お化け屋敷プロデューサー 五味 弘文

1957年、長野県生まれ。1992年、後楽園ゆうえんち(現 東京ドームシティ アトラクションズ)において、初のお化け屋敷『麿赤児のパノラマ怪奇館』を手がけ、キャストの現れるお化け屋敷を復活させて大きな反響を呼ぶ。
以降、大人が楽しめるエンターテインメントを目指して活動を始める。その後、それまでのお化け屋敷にはなかった“ストーリー”の概念を持ち込み、お化け屋敷プロデューサーとして全国各地で活躍中。

「呪われた僧侶宿舎」トーリー

清寧は、得度したばかりの僧侶で、その寺の宿舎で寝起きしながら修行に励んでいました。
ある日、清寧は住職と一緒に、ある家の葬儀に出かけました。
葬儀は、精神を病んで亡くなった安代という、まだ若い妻のものでした。喪主である夫は、安代とはずいぶん歳が離れているように見えました。
読経が終わり、安代の家族と話をする住職の後ろで片付けなどをする清寧の耳に、不意に一つの名前が入ってきました。それは、「もえみ」という名前でした。
耳馴染みのある名前だと思ったものの、どこでそれを聞いたのか思い出せません。
その時、「ラジオ番組で……」「ラジオネームが……」という言葉が聞こえてきました。どうやら亡くなった安代は、ラジオ番組に頻繁に投稿をしていたということです。
それを聞いて、清寧はようやく「もえみ」のことを思い出しました。
もえみは、清寧がよく聞いているラジオ番組にたびたび投稿してくるリスナーでした。
けれど、もえみは確か、女子中学生のはずです。
清寧は遺影を見上げました。そこに写っている安代はすっかり成長した女性で、どう見ても中学生ではありません。
ラジオのリスナーが、年齢や職業を偽ることはよくあることです。安代がもえみという名前の女子中学生に扮して投稿していたことは、ラジオの世界では驚くようなことではありません。
しかし、そのことに清寧は軽い失望を覚えました。というのも、清寧は番組を通して、もえみに親近感を抱いていたからです。
清寧ともえみには、共にひとつの隠しごとがあったのです。

寺での修行は、若い清寧には辛いものでした。朝早くから起き、広い境内や建物を掃除し、読経を繰り返す生活の中で、唯一の楽しみは、夜に宿舎の中で聞くラジオでした。しかし、宿舎への携帯電話やテレビの持ち込みは禁じられていました。ラジオについては規則には記されていませんでしたが、尋ねたら禁止していると言われそうな気がして、清寧はラジオを押入れの中に隠していました。
清寧にとって、ラジオは修行の辛い日々を癒してくれる大切なものでした。押入れにこもって、イヤホンをつけて聴くその時間だけが、清寧にとって唯一の楽しみでした。
その番組の中で清寧が共感を抱いたのが、もえみの投稿でした。
もえみには、厳しい父親がいました。投稿の様子から察すると、時々叩かれることもあるようでした。
もえみには、父親に秘密にしている隠しごとがありました。
トイレの裏で子猫を飼っていることです。そのことを父親に知られたら、きっとどこかに捨ててくるように言われるに決まっている。もえみは、そのことを悩んでいました。
厳しい修行の中で、唯一の楽しみであるラジオを隠し持っている清寧にとって、厳しい父親に隠れて子猫を飼っているもえみは、自分の境遇にとても近い存在でした。いつしか、清寧はもえみを自分の妹のように思うようになりました。

ところが、葬儀で知ったもえみは、自分よりもはるかに年上の女性だったのです。
そのことに、清寧は大きな衝撃を受けました。
けれど、現実とはこのようなものなのかもしれない。清寧は、古い一軒家の室内を眺めながら、そう思うのでした。
考えてみれば、もえみの投稿には不自然なところがありました。
隠れて子猫を飼っている、といっても、鳴き声も出すだろうし、トイレの裏におとなしくしているわけでもありません。そうなると、早晩、父親が気づいてもおかしくはありません。けれど、投稿は半年以上続いていました。そんなに長いこと、子猫を気づかれずに飼うことはできるでしょうか。
安代は、番組の中で、女子中学生を演じ、その自分が子猫を飼っている、という妄想の物語を作っていたのです。
清寧は、そんなことにも気づかなかった自分に愚かさを覚えました。
しかし、いざ帰る段になって、清寧は、それでもどうしても確かめておきたくなりました。
住職に頼んで、家の奥にあるトイレに向かいました。
中に入ると、小窓があります。ほんの微かな期待を抱いて、その小窓から外を覗きました。けれど、そこには隣の家の壁があるばかりで、そのわずかな隙間にはとても人の入れるようなスペースはありません。見下ろすと、砂利が敷かれていて、子猫を飼っていたような痕跡も見受けられません。
ようやく諦めもついて、トイレを出ようとした時に、清寧は何かの声を聞いたような気がしました。立ち止まって耳を澄ませますが、何も聞こえません。けれど、何かが引っかかるように思ってトイレの中を見渡しました。
少し高いところに棚が設えてあって、そこに洗剤やトイレットペーパーが置かれています。目についたのは、百合の造花でした。
清寧は、投稿の内容を思い出しました。
「トイレの裏に、隠れて子猫を飼っていた。そこには百合が咲いていた」
清寧は、少し背伸びをしてその棚の造花を手に取ってみました。すると、その奥に猫のぬいぐるみが見えました。
清寧は、ハッとしました。
安代が投稿していたのは、すべてが妄想の物語ではなかったのだ。
彼女は、歳の離れた夫の後妻としてこの家に嫁ぎ、時々乱暴を振るう夫に耐えながら、ラジオを慰みとして日々を送ってきていたのかもしれない。そんな彼女は、このトイレでひとり、猫のぬいぐるみで遊ぶのを楽しみに生きていたのだろう。
そう思うと、番組に投稿をしていた安代が、再び自分に近しい者のように思えてきました。
清寧は、手に持った猫のぬいぐるみをそっと懐に入れました。

宿舎に戻った清寧は、そのぬいぐるみを部屋の中に隠しました。
しばらくすると、宿舎の中で奇妙なことが起こるようになりました。
男の僧侶しかいないはずなのに、風呂場に長い髪の毛が落ちていたり、どこかで女の声が聞こえたりします。やがて、女の影が目撃されるようになってきました。
女は何かを探して、宿舎の中を歩き回っているようです。
清寧にはその理由がわかっていました。けれど、そのことを住職に打ち明けるわけにはいきません。
恐ろしくなった清寧は、誰にもそのことは告げぬまま、宿舎を去ってしまいました。
しかし、宿舎に現れる女の霊は、その後も立ち去ることはありませんでした。むしろ、以前に増して姿を現すようになりました。
女は何かを探しています。しかし、清寧がいなくなった今となっては、それが何かも、どこにあるかもわかりません。
やがて、宿舎には誰も住む者がいなくなってしまいました。
「どこだ? どこに隠した?」
今夜も、女のそんな声が聞こえてきます。