五味弘文氏プロデュース作品静岡初上陸 呪いの契り帯 2019年7月13日(土)~8月25日(日)
五味弘文氏プロデュース作品静岡初上陸 呪いの契り帯 2019年7月13日(土)~8月25日(日)

1五味弘文氏プロデュース作品静岡初上陸 呪いの契り帯 2019年7月13日(土)~8月25日(日)

次回 7月20日土曜日~開催

お化け屋敷呪いの契り帯 開催概要

[チケット購入方法]

お一人様1,000円(大人・小人共通)

  • 受付は12:00開始です。(当日券のみ)
  • 前売り券はございません。
  • チケットは会場受付にて先着順・初回公演から
    順番での販売となります。
  • 入場人数により順番が前後する場合がございます。
  • チケット一枚につき、お一人様一回、
    券面記載の日時についてのみ有効です。
  • チケットは、いかなる事情(紛失・焼失・破損)が
    あっても再発行いたしません。大切に保管してください。
  • 入場時間の20分前には必ず受付にお集まりください。
    入場時間に遅れた場合、入場はできません。
    払い戻しも致しませんのでご注意ください。
  • 転売目的での購入は固くお断りいたします。
    またトラブルに関しましても一切責任を負いません。

[ご注意]

  • 小学生以上が参加対象。
    但し、原則として小学生1名につき保護者が1名必要です。
  • 妊娠中・その他の疾患をお持ちのお客様はお控えください。
  • 乳児を連れてのご参加は危険ですので禁止させていただきます。
  • 泥酔した状態でのご参加は禁止させていただきます。
    スタッフの判断で退場とさせていただく場合があります。

[開催場所]

法多山 尊永寺 紫雲閣

詳細地図

[体験時間]

約15分

  • 混雑状況、空き状況はWEBにて配信いたします。

[お問い合わせ]

obachigi@gmail.com

TEL:080-1582-4803
お問い合わせ時間;開催日の9:00〜21:00

開催日程

2019年7月
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2019年8月
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  • …開催日/14:00~21:00(20:30最終入場)
  • …開催日/14:00~17:00(16:30最終入場)

お化け屋敷プロデューサー 五味 弘文(ごみ ひろふみ)

1957年、長野県生まれ。1992年、後楽園ゆうえんち(現 東京ドームシティ アトラクションズ)において、初のお化け屋敷『麿赤児のパノラマ怪奇館』を手がけ、キャストの現れるお化け屋敷を復活させて大きな反響を呼ぶ。以降、大人が楽しめるエンターテインメントを目指して活動を始める。その後、それまでのお化け屋敷にはなかった“ストーリー”の概念を持ち込み、お化け屋敷プロデューサーとして全国各地で活躍中。

トーリー

昭和五十五年初夏

ある街に、“結” という少女がいました。
彼女は一人の少年と出会い、親しくなります。というのも、結が持っていた人形と、
少年が持っていた人形が、もともと誰かが持っていた対の人形だったからです。
運命的なものを感じた二人は、ひと目を忍んで二体の人形の手首と手首を紐で結び、
結婚式を挙げるという遊びをしていました。

やがて、成長した二人つき合うようになります。
しかし、それはいつも、夜中から一番鶏が啼く夜明けまででした。
というのも、身寄りのない結と裕福な家庭の男との関係は、許されないものだったからです。
しばらくして、男に結婚話が持ち上がりました。
結は、結婚できないことはわかっていながら、男への気持ちを抑えることができません。
昼も夜も、あの人と一緒にいたい。
彼女の思いは、強くなるばかりでした。
結婚式を翌日に控えた夜更けに、二人は人気のない裏山で落ち合いました。
「二人の関係が許されないなら、ここで毒を飲んで死のう」
男の言葉は、まさに結の気持ちそのものでした。

二人は、あの世に行っても迷わないように、手首と手首を帯で結びました。
それは、子供の頃の人形遊びと同じでした。
「これで、夜が明けても一緒にいられる。夜も昼も、これから先ずっとずっと……」
けれど、いざ毒を飲もうとすると、なかなか勇気が湧きません。
「それなら、一番鶏が啼いたら飲もう。
いつもならお別れの合図だけれど、今日は二人が一緒になる知らせだ」
結は、深く頷きました。

一番鶏の声を聞いた時、結にはもう恐れはありませんでした。
それは、二人の結婚の知らせのように響いたからです。
二人は見つめ合うと、一気に毒を飲み込みました。
やがて、結は血を吐いてのたうち回り始めました。
「でも、もうすぐ……、一緒に……、なれるよね……」
その時、男はハサミを取り出すと、ゆっくりと手首の帯を切りました。
「お前との関係は、ここまでだよ」
男は、結婚式の前に結との関係を精算しようと考え、自分の毒薬をただの粉薬に取り替えていたのです。
それは、結には信じがたい言葉でした。

男を信じたい結は、微かな希望にすがるように言います。
「でも…、一番鶏が啼いたのに……あなたは、まだ……ここにいてくれている……」
その言葉を聞いた男は、冷たく笑いました。
「お前は知らなかったのか? 今日は満月だ。
満月の晩は、月の光が強くて、夜明けと間違えた一番鶏が啼くんだよ」
わずかな希望は、打ち砕かれました。
彼女は、男の非道さを恨みながら、苦悶の末に息を引き取りました。
「必ず……あなたを……迎えに行く……」
それが、結の残した最期の言葉でした。
男は、夜が明ける前に家に戻り、予定通り結婚式を挙げたのでした。

結の死体が見つかったのは、一週間も経ってからでした。
その死は、ただの自殺と考えられました。
結の遺体は寺に引き取られ、そこで葬儀が営まれることになりました。
通夜には、誰かが寝ずの番をしなくてはなりません。
しかし、身寄りのない結には、立ち会ってくれる家族も親戚もいません。
そこで、街から何人かの人間が選ばれることになりました。
その中に、男とその結婚相手も含まれていました。
結の最期の言葉が脳裏に残っていた男は、僧侶に御札をもらい、
それを寝ずの番の部屋の周囲に貼りました。

夜が更けてくると、結の遺体が置かれている奥の部屋から、足音が近づいてきます。
それとともに、腐った匂いも漂ってきます。
「どこだ……。どこにいる……」
男は、早く夜が明けるように、ただひたすら祈るばかりでした。
けれど、結はいつまでも男を捜して、部屋の周りを歩き続けるのでした。

「今度は……お前を……連れていく……」