袋井お化け屋敷2024
戦慄の一夜 寝ずの番 公式サイト
【お知らせ】
- 【本日最終日】9/29(日)のチケットは完売いたしました。たくさんのご来場誠にありがとうございます。
- 法多山お化け屋敷 第5弾 開催決定!
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2024年7月6日から今年もお化け屋敷がスタートします。恐怖の仕掛け人お化け屋敷プロデューサー五味弘文監修のお化け屋敷を体感ください。「劇場型お化け屋敷」の名の通り、あなたを恐怖の世界に没入させます!?
12:00~12:30 | 完売 |
12:30~13:00 | 完売 |
13:00~13:30 | 完売 |
13:30~14:00 | 完売 |
14:00~14:30 | 完売 |
15:00~15:30 | 完売 |
15:30~16:00 | 完売 |
16:00~16:30 | 完売 |
16:30~17:00 | 完売 |
17:00~17:30 | 完売 |
17:30〜18:00 | 完売 |
18:30~19:00 | 完売 |
19:00~19:30 | 完売 |
19:30~20:00 | 完売 |
20:00~20:30 | 完売 |
20:30~21:00 | 完売 |
「戦慄の一夜 寝ずの番」開催概要
「戦慄の一夜 寝ずの番」開催日時
7月6日(土)~9月29日(日)の土日祝、
8月13日(火)~16日(金)
●スタート時間/12:00~
(最終組スタート時間/20:30~)
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
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29 | 30 |
- ・・・開催日/13:00~21:00(20:50最終入場)
「戦慄の一夜 寝ずの番」開催場所
- 開催場所:
- 法多山尊永寺 宿坊
- 受付場所:
- 法多山 尊永寺内 研修会館
お車でお越しの方は、周辺の有料駐車場をご利用ください。
16時30分以降入場の方は、右記の無料駐車場を
ご利用いただけます。
チケット(入場整理券)購入方法
- 大人
(18歳以上) - 2,000円(お一人様)
- 小・中・高生
(小学生は保護者同伴必須 1人につき1名) - 1,500円(お一人様)
- 1枠最大人数6名様まで。
- 演出の都合上、少人数の方同士で一緒にスタートさせて頂く場合がございます。
- 前売り券はございません。(当日券のみ)
- チケット購入受付は、会場受付にて先着順でのご予約となります。
- チケット購入受付は、11:00開始予定です。(当日券のみ)
- 入場人数により順番が前後する場合がございます。
- 入場時間の20分前には必ず受付にお集まりください。
- チケットの返金は致しません。
体験時間
約30分
注意事項
- 小学生以上が参加対象。但し、原則として小学生1名につき保護者が1名必要です。
- 乳児を連れてのご参加は危険ですので禁止させていただきます。
- スマートフォン・携帯などの持込みは不可 ※受付にてお預かりします。
- 妊娠中・その他の疾患をお持ちのお客様はお控えください。
- 体調が万全でない方、妊娠中の方、過呼吸の経験がある方、酒気帯びの方、
その他現地にてスタッフが参加していただけないと判断した方の参加はご遠慮いただきます。 - 足元の段差など細心の注意を払い設営しておりますが、車いすでの参加はできませんのでご了承ください。
Q&A
- 他のお化け屋敷と何が違いますか?▼
- お化け屋敷プロデューサー五味弘文氏の手掛けるお化け屋敷です。ストーリーがあり、キャストも現れる大人も楽しめるお化け屋敷です。
- 駐車場はありますか?▼
- お化け屋敷専用の駐車場はございません。
16時30分までは門前の一般の有料駐車場をご利用下さい。
16時30分以降、法多山門前のごりやくカフェ前と吉田屋駐車場をご利用いただけます。 - 怖いお化け屋敷ですか?▼
- 法多山尊永寺の施設を使ったお化け屋敷になります。
演出上、暗く緊迫した音楽が流れています。足元の段差など細心の注意を払い設営しておりますが、
車いすでの参加はできませんのでご了承ください。 ご自身の体調などを考慮しご参加ください。 - 一人でも参加できますか?▼
- 演出の都合上、1枠最大6名になります。1名参加の場合、少人数の方同士で一緒にスタートになります。
- 年齢制限はありますか?▼
- 小学生以上が参加対象になります。但し、原則として小学生1名につき保護者が1名必要になります。
- チケット購入後の参加人数の変更は可能ですか?▼
- チケット購入後の追加購入はできません。参加人数が減った場合の払い戻しもできませんので、チケット購入の際、人数を確定しての購入をお勧めします。
- チケットを紛失した場合は再発行してもらえますか?▼
- チケットの紛失や盗難等による再発行は一切しませんのであらかじめご了承ください。また、お客様のご都合での払い戻し対応はしておりません。
- キャンセルで返金は可能ですか?▼
- いかなる理由でも返金はいたしませんのでお気を付けください。
- 撮影可能ですか?▼
- お化け屋敷参加中の撮影・録音は固くお断りさせていただいております。受付にてスマホ・カメラはお預かりします。
- 電話予約できますか?▼
- 電話での予約はできません。会場受付のみの販売となっております。
- 予約時間に遅れた場合、どうなりますか?▼
- 他のお客様にご迷惑がかからないように調整してのスタートになりますので、待ち時間がどのくらいになるかお答えできません。
予約時間枠の20分前に受付にお越しください。駐車場から受付まで徒歩10分はかかりますので、余裕をみてお越しください。 - 雨天でも開催しますか?▼
- 屋内公演ですので雨天での開催します。非常事態宣言発令時の開催に関しては、公式ホームページでお知らせしますのでご確認下さい。
- 外国人でも入場できますか?▼
- 海外の方の入場も可能ですが、ミッションが日本語のみの表記となります。
演出・進行の問題もありますので、必ず漢字の読める方の同伴をお願いします。
お化け屋敷プロデューサー
五味 弘文(ごみ ひろふみ)
1957年、長野県生まれ。1992年、後楽園ゆうえんち(現 東京ドームシティ アトラクションズ)において、初のお化け屋敷『麿赤児のパノラマ怪奇館』を手がけ、キャストの現れるお化け屋敷を復活させて大きな反響を呼ぶ。
以降、大人が楽しめるエンターテインメントを目指して活動を始める。その後、それまでのお化け屋敷にはなかった“ストーリー”の概念を持ち込み、お化け屋敷プロデューサーとして全国各地で活躍中。
「戦慄の一夜 寝ずの番」ストーリー
お通夜では、遺体の上に小刀を置くという習わしがあります。 昔は、遺体に魔が取り憑いて蘇ることがあると考えられていたため、それを防ぐために胸の上に置いたと言われています。この小刀を、「守刀」と言います。 ところが最近、ある村で、「お通夜が明けると遺体の守刀がずれている」「遺体の衣服が乱れている」「遺体の足に泥がついている」というような噂が広まってきました。どうやら、通夜の遺体に何かが起こっているようです。 そこで、その村で通夜が営まれる夜、一人の僧侶が勇気ある者を伴って、寝ずの番をすることになりました。果たして、その夜にどのようなことを目撃し、何を体験するのでしょうか?そして、無事夜明けを迎えられるでしょうか?
実は、その怪異の原因は、守刀にありました。
その昔、その地には一軒の鍵屋がありました。鍵屋の娘のお清が、幼い頃のことです。 その晩は、父親が出ていて不在でした。夜中に寝ていると、誰かが訪ねてきました。家の鍵が開かなくなったのでなんとかしてほしい、と店先で訴えてきます。 しかし、その様子を訝しんだ母親は、枕元にあった懐刀に手を伸ばし、それをお清に渡します。 「いいかい? お店を開けるけれど、何かあっても声を出しちゃいけないよ。もしもの時は、これで身を守るんだよ」 そう言うと、そっと布団を抜け出しました。お清が言いつけ通り、布団の中で口を塞いでいると、店の方で大きな物音が響きました。 どうやら、母親の憶測は当たっていたようです。しばらくの間、押し入ってきた泥棒と母親が揉み合っています。やがて、その音も止みました。すると、誰かが部屋に入ってきます。お清は布団の中で震えています。 それは、母親だろうか? それとも、泥棒だろうか? 布団がそっと捲り上げられます。お清は目を閉じたまま、懐刀をしっかり握っています。ふと、土の匂いがしました。母親が湯上がりにつける天花粉の匂いとは違います。お清の、懐刀を握る手に力がこもります。土の匂いは、顔の近くまで近づいてきます。「ふっ」と鼻で笑うような息の音が聞こえました。 お清が目を開けると、目の前に男の顔がありました。お清は布団をはねのけ、握っていた懐刀を男の首に向けて突き刺しました。
すっかり油断していた男は喉に刀を突き刺されたまま、床に転がって身悶えています。その隙に、お清は逃げ出して近所に助けを求めました。 けれど、母親は亡くなり、泥棒もお清の刀の傷によって、やがて命を落としました。それ以来、お清は喉に何かがつかえたようになり、声が出なくなってしまいました。
お清が20歳になった頃、男手ひとつで育ててくれた父親が亡くなりました。その葬儀の時です。読経にやってきた僧侶の中に、光道という若い寺男がいました。お通夜の支度も、その光道がやってくれます。 「いいですか? 今夜はお父さんに付き添って、このお線香を絶やさないように見守ってくださいね」 光道が話しかけますが、お清は声が出ないため返事ができません。 「どうしました? 心細いですか?」 光道が顔を覗き込んできました。幼い頃の記憶が蘇り、お清は思わず身を引きました。また、土の匂いがしたら……。 お清の胸に、そんな不安がよぎります。「少し一緒にいましょうか?」 光道は優しく声をかけてきます。その時、ふっと天花粉の匂いがしました。次の瞬間、お清自身も驚くようなことが起きました。 「は、い……」お清の口から、声が漏れたのです。 「そうですか。それでは、しばらく一緒におりますね」 お清の驚きにもかまわず、光道は当たり前のように話します。それが、一層お清の気持ちを和らげます。 いつしか、お清は10年以上もの沈黙が嘘のように、明るく話ができるようになっていました。お清は、急に外の世界が開けたような、これまで感じたことのない喜びに満たされました。父親の死の悲しみは、声が出る喜びに入れ替わっていました。
けれど、お清が声を取り戻したのは、その夜だけのことでした。 光道が去った後は、それまでと同じように声が出ないのです。あの夜と同じようにしてみようと試みるのですが、全くうまくいきません。自分の心を解してくれたのは、あの人だけだ。そう思うと、お清は光道のことが恋しくてなりません。昼も夜も、頭をよぎるのは光道のことばかりです。 もう一度、あの人に会いたい。そして、こう思いました。 またお通夜があれば、あの人がやってきてくれる。光道を想う気持ちが、お清を暗い道へと導きます。
街に一軒の薬屋には、鍵のかかった棚がありました。その棚の奥に毒薬が収められていることを、お清は知っていました。というのも、その鍵を設えたのは、父親だったからです。 お清は、薬屋の棚の鍵を開けて毒薬を盗み出すと、使用人の男に、薬と称して毒を飲ませました。男は数日後に亡くなりました。その通夜の支度も、光道が行いました。光道と二人きりになると、前と同じようにお清の口から声が出ました。 お清は嬉しくてたまりません。その夜も光道を引き留めて、夜が明けるまで話しこみました。 そんな時、必ず光道に訊くことがあります。 「私が死んだらお通夜に立ち会ってくれますか?」 光道は、「何を言うんですか」と笑いながらも頷くのでした。けれど、光道が立ち去ると、以前のお清に戻ってしまいます。お清は、光道に会いたいがために、身近な人間に毒を盛ります。そして、その通夜で、光道との時間を過ごすのでした。しかし、そんなことが長く続くわけもありません。 お清の体に異変が起こり始めたからです。 お清の盛った毒で人が死ぬごとに、彼女の顔に棒状のアザができるのです。最初は微かなアザだったので気にも留めませんでした。けれど、そのアザが次第に増え、色も濃くなった頃、ふと鏡を見たお清は愕然としました。棒のように見えたそのアザは、左右からお清の頬を覆い、まるで両側から彼女の口を塞ぐ手のようなアザになっていたのです。
そのアザを目にしたお清は、自分の罪の重さに気づきました。 「光道さん、私にやさしくしてくれるな。やさしくしてくれるから声が出てしまう。声が出ると、あなたが恋しくなってしまう。どうか、やさしくしてくれるな」そんなことを考えるのですが、もちろんそれは本心ではありません。お清は、自分の中の葛藤に悶え苦しみ、出口を見失っていきます。 やがて、彼女はこう考えるようになります。すべては、何かが詰まっているような、この喉が悪いんだ。この喉の支えさえ取れれば、この苦しみから解き放たれる。その時、目に留まったのは、あの懐刀でした。幼い頃、泥棒の喉に刺した懐刀。これが全ての始まりだったんだ。お清は、誘われるように懐刀を手に取りました。鞘を払うと、鈍い光が目の前に現れました。お清の気持ちに躊躇はありませんでした。 懐刀を逆手に持つと、思い切り自分の喉に突き立てました。この喉のつかえを取らないと……。 お清は、何度も何度も喉に刀を突き立てます。 しかし、それで喉に詰まったものが取れるわけもありません。やがて、お清は力尽き、喉に懐刀を突き立てたまま、息を引き取りました。 その想いの強さ故か、喉に刺さった懐刀は、引き抜こうとしても引き抜けなかったと言います。
その村で最近使われ始めた守刀は、お清の深い無念がこもったその懐刀だったのです。 お清の怨念は、その妖刀を通して遺体に取り憑き、通夜の夜に家の中を彷徨い歩くのでした……。